お母さん、知らないうちにフランス人になってしまった模様です

全米が、再びコンマリちゃんに震撼していますね。

日本でも、相変わらず片付け関連の書籍が毎月のように生まれている模様。

2月も半ばを過ぎ、日本の習慣的には年度末進行で、引っ越しやらなんやらで片付けへの意識が高まっているような。

子供の頃から『荷物の多すぎる人生』に悩んできた私ですが、最近別の悩みに襲われるようになりました。

国籍詐称疑惑です。

 

・・・は?って、思うでしょう?
私も、思っています。は?フランス人? パリジェンヌ?
殆ど記憶の残っていない10代後半、一瞬だけ「カントリーガール」に憧れた呪いの日々はあるとして、パリジェンヌに憧れたことはありませんが。

 

で、まぁ、フランス人の話題になったのにはきっかけがあってですね、私がいつも地味で代わり映えのしない格好をしているという、全く世界平和にも科学技術の推進の役に立つことのない指摘なんですよ。

 

あー、めんどくさい。

つまり、

とある人:たかやまさん、いつも同じような服装ですよね(ニヤニヤ)

あたくし:はい。ソレが何か?

とある人:何でですか?服、持っていないんですか(ニヤニヤ)

 

基本的に空気は読めない私ですが、このやりとりは私をバカにする目的により発せられたコミュニケーションであることは、相手の雰囲気から察知。謎のマウンティングを取られるのは嫌だなぁ…。一つでもマウントを取られると、その後もあらゆるところで見下される懸念が拭えない…。(そういうコミュニティもあるのですよ)取り敢えず、1回だけは本当の理由を言ってみよう。

 

あたくし:洋服に興味無いので。

とある人:えー、でも、ファッションって楽しくないですか?私なんて-、もう洋服がしまいきれなくってー(ドやぁ)

あたくし:あれ?これ、ご存知無い?

 

咄嗟に、流し読みをしたアノ本の表紙をスマホで表示して差し上げた。

 

 (このタイトル、何年経っても強いよね。) 

心の声:そうです、わたすが、仏蘭西人です!(変なオジサンかよw

あたくし:…らしいですよ。でわ、ごきげんよう

(コスプレ以外のファッションには1ミリも興味が無いぞ。)

 

このやりとり以来、ファッションと呼ばれるジャンルにおいて、マウンティングを仕掛けられることがなくなりました。めでたし、めでたし。

 

行きがかり上、このコミュニティーで、私は今日から仏蘭西人です(謎
(キャラクターの一貫性に問題が出ないか、検討が必要だわ…)

 

で、タネ明かし。

f:id:yuka_tkym:20190221170528j:plain

目指したのはフランス人じゃないよ

本当は、もっと合理的でアタマ悪い理由ですよ、と。

 

私は、デザイナーのサトウオオキさんのファンで、著書は全部読んでいるし、NHKの番組も録画して10回以上観た。好きな言葉は『プライベート廃人』。真っ直ぐ真面目な凄腕デザイナーなのに、立っても座っても、面白い。全てをデザインに捧げた結果、図らずもミニマリスト。とにかく、面白いのです。

 

ひらめき教室 「弱者」のための仕事論 (集英社新書)

ひらめき教室 「弱者」のための仕事論 (集英社新書)

 

 ※背が高い方がサトウオオキ氏。単著も複数あるのですが、この本が一番萌えます。

 

で、そのサトウオオキさんが、「仕事以外の『判断』を極力生活から排除する為に、生活リズムも服装も、常に同じにしています。(意訳)」と、仰っている。なるほど。 

 

 

このお話を参考に、体調不良から鬱状態が進んできて生活にも支障をきたしていたので、「定型を決める」ことで毎日のエネルギーロスを防ぐことを続けていました。お陰様で順調に回復してきたところ、冒頭のような出来事が。

 

簡単に言うと、
そっかー、カッケー!
真似しよー!!
です。

 

本当は、サトウオオキ氏に憧れて、とりあえずできるところだけ真似していただけだったんです。

 

ここで、問題発生。

佐藤姓の有名人って、たくさんいらっしゃる。さとうなおき氏、佐藤可士和氏、サトタク氏、…。で、サトウオオキ氏が誤認されて、会話がアンジャッシュになることもチラホラ…。それが面倒なので、「尊敬するアインシュタイン博士の真似をしている」と説明することにしています。ま、リケジョなので、あっさりご納得いただけている模様。

 

この時期は

 ・チャコールグレーのセーター
 ・日高山脈の森色のセーター
 ・ライトグレーのタートルネック
 ・白黒ストライプのタートルネック
 ・紺色のロングスカート
 ・黒板色の膝丈フレアスカート
 ・白地に黒レースのフレアスカート
 ・ブーツカットジーンズ
で、ほぼおわり。
毎週「オシャレ洗剤」で手洗いするのは若干面倒ですが、問題無く秋冬を越せそうです。

おぉ、ボンジュール~♪

 

春・夏も、この調子で行けそうです。

 

さいごに。

 

人生がときめく片づけの魔法 改訂版

人生がときめく片づけの魔法 改訂版

 

 こんまりちゃん、改訂版が出ましたね。

まだご本人が講座をやっていた頃、一度だけ受講したことがあります。もう、本当に、お片付けの妖精さんっていう感じで、一目でファンになりました。懐かしき思い出。

日米の文化の違いもある中で、清く正しく可愛らしくお仕事する姿、Netflixで眩しく観ています。

 

こんまり式の片付けで、本当に人生が変わりました。私には必要だった、この方法。世界中の必要としている人に届くといいでね。